遠い遠いアフリカ

  • 2017.08.19 Saturday
  • 00:34

今でこそ、海外への航空券の予約はネットで済ませ、

e-ticketを発行、または自宅で事前チェックインもできるなど、

簡便になっていますが、予約し、支払い、チケットを受け取る・・・というのは

父の時代、大変に手間のかかることでした。

ビザの取得も難しく、旅行代理店も数多くあり、

それぞれに特徴があったようです。

 

 

JET AIR SERVICE ジェット・エア・サービス株式会社は、

登録一般旅行業者のリストに掲載されていました。

昭和36年創業、「 日本信販トラベルサービスが前身。いち早く,トラベルローン制度を打ち出す。国内はもとより海外旅行の企画,渡航手続きの代行,世界各地の提携先を通じて航空機・鉄道・バス・船舶・宿泊施設の手配等旅行に関するあらゆるサービスと情報を提供している。 」と書かれています。

しかしその後、 株式会社エヌオーイー (旧 ニュー・オリエント・エキスプレス株式会社 )に吸収合併されています。

「ティエムトラベルサービス」も営業権をエヌオーイーに譲渡し、その後解散しています。

米国同時多発テロ事件(2001年)、イラク戦争(2003年〜)、重症急性呼吸器症候群(SARS)(2003年)の影響で、

旅行会社が淘汰された時期があったようです。

 

ところで。

 

東京発 11月15日午前11:20

ボンベイ(現在のムンバイ)着15日午後20:45

ムンバイ発16日午前1:00

ナイロビ着16日午前6:30

さあて合計何時間かかったでしょうか・・・?

 

*インドと日本の時差は3.5時間

*ナイロビと日本の時差は6時間です

 

私たち家族がナイロビに向かったのは昭和49年。

その時は香港、コロンボ、セイシェルに給油のため停まったようでした。

香港の空港は暑かった…

という記憶しかないですが…

 

 

 

出張旅費の精算をする!

  • 2017.08.18 Friday
  • 21:29

父は、日本の車を海外に輸出する業務に携わっておりました。

『渡航費収支明細報告書』は、薄い紙にタイプで丁寧に打たれております。

“ Tokyo - Nairobi - Kampala - Nairobi - Lagos - Accra - London - Tokyo ”

をめぐる15日間の旅程です。

どこにあるか、アフリカの地図を思い浮かべてください…。

 

 

 

Traveler's Check 500$ 、現金200$を用意して、帰国後に清算したのですね。

 

 

ケニヤはシリング、ナイジェリアはポンド(現在はナイラ)。アクラの「C」に「/」はセディのことか?

雑費が細かく書かれていますが、宿泊費、食費は出張手当から捻出したのでしょうか。

父の最初の海外出張は、北米・

南米でしたが、初のアフリカは

どういう印象だったのでしょうか…

 

 

 

 

40年代の海外渡航

  • 2017.08.17 Thursday
  • 00:55

戦争中、少年だった父は、さまざまな苦労をしましたが(それはまたの機会に…)

やがて当時の子供に多かったように、外国へのあこがれ、英語への興味を抱くようになります。

技術立国日本に役立ちたい、何より、食っていける道としての理数科への道と

得意な英語を生かす道とを悩んだ挙句(と同時に学力とも相談し…)

語学を生かす方向へ進み、海外との取引の多い会社に就職します。

これは、はじめに入った会社での渡航時の記録です。

 

 

 

CERTIFICATE

'This is to certify that investigation on this person proved that hi has no career to be recorded particulariy from the point of view of police . '

 

Director of the Osaka Pref. Police Headquarters

は、大阪府警本部長の 濱中英二 さんか。

 

 

 

Health Certificate

昭和42年12月6日 住友病院にて作成

 

 

Personal History

中でも、

12. Previous Travels outside Japan : None

13. Military Record : None

14. Criminal Record : None

が気になった!

おや、16-19は空欄ではないか?このあと書いたのかな?

 

 

JUGEMテーマ:自分史 自伝 回顧録 マイヒストリー

日付変更線を越える

  • 2017.08.16 Wednesday
  • 20:52

お盆休みに両親と食事に行き

「ちょっと帰りに寄って行って」という・・・のはいつものことです。

「いらんかったら捨てるから」

と言いつつ父が出してきて見せてくれたなかに

見る人によっては「へぇ〜っ」というものがいくつもありました!

 

私だけで楽しむにはもったいないので

少しづつご紹介してみようかと思います。

インターネットにのせることが正しいかどうかは少し迷うものもありますが

もう、時効でしょう。

まずはこちらから!

 

 

 

『日付変更線通過記念証』

Certificate of Crossing the International Date Line

This certificate officially proclaims that the bearer has crossed the International Date Line aboard a Jet Courier of Japan Air Lines.

 

松尾静麿

 

 

 

裏面には七福神の説明文。

日付が刻印されていないのが残念ですが、おそらく父の記憶または別の資料から

明かされることでしょう。

昭和40年代、今ほど簡単に海外への渡航ができなかった時代のものです。

ちなみに私が初めて日付変更線を越えたのは…平成元年の春、かな?

 

追って父のブログでも詳細掲載の予定です。乞うご期待!

 

 

JUGEMテーマ:自分史 自伝 回顧録 マイヒストリー